交流分析の 2 回目は、前回実施した性格診断シート TEG の結果を、自己分析することにトライしまし
た。
皆さんの中には自己分析って難しそうと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で面白
そうで興味津々の方もいらっしゃることと思います。
実際は、手順に沿って見ていくのでそんなに訳のわからないものではありません。
更に面白いことに、読み解くほどに自分の性格が手に取るように見えてきます。
参加された方がも、「まさに自分の性格通りの結果が出た!」と大興奮(?)でした。私個人の感想です
が、このアセスメントがすごいな~と思うところは、性格がグラフという目に見える形で現わされ、自
身のパーソナリティを客観性をもって、把握できるとともに、すんなりと受け入れてしまえるところに
あります。
多くの人は自分の性格の特にいやだなーと思っている部分に対して受容することに抵抗を感じるもので
す。
その抵抗感がかなり薄らぐ、あるいは「そうですけど、何か?」というくらいすんなり当たり前として
受け止めることができる点です。
ここで少し TEG の内容と交流分析の押さえておきたい基礎知識についてご紹介をします。
まず、自己分析に欠かせないのが、「性格の素」とも言われる5つの要素についてです。これは十人十
色の性格を構成しているもので、『CP=厳しい親 NP=優しい親 A=理性的な大人 FC 自由で元気な子供
AC=おとなしい消極的な子供』
の5つがあります。この5つの要素は誰もが皆持っているもので、良い悪いはありません。TEG の設問に
答えることでそれぞれの得点が出ます。それを折れ線グラフに書き写します。これであなたの性格が形
になって現れるのです!
この5つの要素の特徴と得点をベースに手順に沿って読み解くことで、自己分析ができるのです。意外
と簡単に思えてきませんか?
そうは言っても5要素の特徴を掴むのには少し練習が必要です。ですが読み解きながら特徴を理解して
いくことが同時にできるというのも、この講座の楽しいところです。更に、より理解を深めるためのワ
ークもご用意しています。
今回は、参加者の皆様にもこのワークをやっていただいています。3つの例題のシチュエーション別に
各性格の素が実際どんな言動をとるかについて記入していくワークです。
どんな答えが出てくるでしょうか。発表は次回のお楽しみです。