どのようなサービス？
就労移行支援は、障害をお持ちの方々が一般の職場で働くためのスキルを身につけ、自立した生活を送ることを目指すためのサービスです。これは、障害者総合支援法に基づく制度で、障害をお持ちの方々が社会とつながり、自己実現を達成するための重要な一歩となります。
このサービスは、個々の能力や希望に応じて、職業訓練、就労スキルの習得、職場でのコミュニケーション能力の向上など、様々な支援を提供します。そして、それぞれの方が自分自身の可能性を最大限に引き出し、一般の職場で活躍できるように支援します。
さらに、私たちの事業所では、就労後の定着支援も行っています。就労した後も、職場での問題や困難に対して支援を提供し、長期的に安定した就労が続けられるように助けます。
就労移行支援は、障害をお持ちの方々が自分の力で働くことの喜びを感じ、自立した生活を送るための大切な支えとなります。私たちは、その一歩を踏み出すためのお手伝いを全力で行います。
どのような支援が受けられるの？
働くための準備
働くために必要なスキルを身につける支援を行います。これには、自身の健康状態を理解し管理する能力、日常生活のリズムを整えるスキル、職場で円滑にコミュニケーションをとる能力、ビジネスマナーや会社の規則を理解し遵守する基本的な労働習慣、そして自分自身の職業の適性を見つけ、自分に合った仕事を探すための支援が含まれます。これら全てが、一般の職場で活躍するための基盤を築くのに重要です。
就職活動の支援
就労への準備が整った方は、職場実習を経て就職活動に入ります。お仕事の探し方から履歴書作成、面接対策、練習など、就職活動を幅広く支援します。ご就職が決まるまで、担当や専門家がご相談に乗りますので、安心して就職活動に取り組むことができます。
就職後の定着支援
ご就職後も3年半の間、仕事を続けるための支援を受けることができます。例えば、「就職後、職場の方とトラブルになってしまった。どう解決していいか分からない」や「傷病が不安定になってしまったが、どう伝えたらいいのか分からない」といった場合に、私たちに相談することが出来ます。
どんな人が就労移行支援を利用できるの？
年齢が18歳以上65歳未満で精神障がい、発達障がい、知的障がい、身体障がい、難病を抱えている方が対象となります。（手帳がなくても医師の意見書があれば可能です）現在TODAYでは不安障がい、双極性障がい、統合失調症、うつ病、ADHD、アスペルガー、自閉症スペクトラムの方が利用されています。
利用料金はかかるの？
利用されている方の9割以上の方が無料でサービスを受けられていますが、前年度の収入によっては利用料が発生する可能性があります。 就労移行支援は障害福祉サービスとして、国によってご負担する金額が定められています。ただし、料金には月あたりの上限が定められており、上限は世帯（障害のある方とその配偶者）の収入によって変わります。
| 世帯の収入状況 | 負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護受給 世帯 | 0円 |
| 市町村民税 非課税 世帯(収入が概ね300万円以下の世帯) | 0円 |
| 市町村民税 課税 世帯(収入が概ね670万円以下の世帯） | 9,300円 |
| 上記以外 | 37,200円 |
詳細な情報については、私たちにお問い合わせください。
厚生労働省のウェブサイトからでもご確認できます。
ご利用までの流れ
- TODAYにお問い合わせ
- まずはお気軽にご相談下さい。 ご利用に関すること以外にも、TODAYについてご質問ございましたらお問い合わせページよりご連絡下さい。TODAYにご興味を持っていただけたら、まず見学、体験のご利用をお願いしています。日程については柔軟に対応可能です。
- 見学・体験
- 見学や体験は利用者負担にかかわらず無料でご利用できます。障がいや、TODAYについてお話できる機会を設けています。見学にはご本人さま以外にもご親族の方もご一緒に来所いただくことが可能です。ご興味を持っていただければ1日から1週間程度、実際のTODAYのプログラムを体験し、具体的な利用のイメージを掴んで下さい。
- お住まいの自治体に申請
- TODAYのご利用を決めていただいた場合、お住まいの自治体に就労移行支援サービス利用の申請をしていただく必要があります。 自治体への申請の方法については私たち職員が詳しくお伝えしますのでご安心下さい。
- ご利用開始
- サービス受給者証が発行されましたら、いよいよTODAYでご利用開始です。 利用さまのことを詳しく教えていただき、個別の支援計画を立て、ご一緒に就職を目指す！という流れになります。
