TODAYが取り組む“オープンダイアログ”と“リフレクティング”とは?
こんにちは!
就労移行支援事業所TODAYのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
TODAYでは、利用者さんが安心して過ごせる環境づくりのために、スタッフ自身のケアや専門的な知識の研修にも力を入れています。
今回は、私たちが医療機関の専門職(精神科のOT〈作業療法士〉さん、看護師さん、ケースワーカーさん)と一緒に取り組んでいる**「オープンダイアログ」と「リフレクティング」**についてご紹介します。
💬 オープンダイアログとは?
オープンダイアログ(Open Dialogue)とは、1980年代にフィンランドで生まれた精神医療のアプローチです。
特徴は、「すぐに対話をはじめること」と「薬に頼りすぎないこと」。そして何よりも、「本人を中心に、対話を通じて回復を支える」ことを大切にしています。
TODAYのスタッフも、精神科の病院の方々と一緒にオープンダイアログの研修を受け、利用者さんやスタッフ同士のコミュニケーションに活かしています。
🧠 リフレクティングとは?
リフレクティングとは、ある対話の中で“第三者(支援者など)が対話を聴いたあとに、自分の感じたことや考えたことを静かに語る”という手法です。
この手法の目的は、「相手の話を否定せずに受けとめながら、対話の中に新しい視点を生み出す」ことです。
直接アドバイスをするのではなく、「あなたの話を聴いて、私はこう感じた」という形で関わるため、本人が自分の気持ちに気づいたり、自分の中から答えを見つけるきっかけにもなります。
🔍 TODAYでの取り組み
TODAYではこのような研修を定期的に受けることで、
- 利用者さんへの関わり方の質を高める
- スタッフ自身がストレスを抱え込まないようにする
- 一人ひとりに合わせた、押しつけない支援を目指す
といった目的をもって、日々の支援に活かしています。
例えば、「最近少し元気がないな…」という利用者さんがいたとき。
無理に話を聞き出すのではなく、「何かあったら、いつでも話してもいいんだよ」という雰囲気を大切にしながら、穏やかに関わるようにしています。
また、スタッフ同士も日々の中でリフレクティング的な振り返りを行い、「支援者自身もケアされる」環境をつくっています。
🗣医療との連携による信頼の支援
この研修は、医療機関のケースワーカー・看護師・作業療法士さんと連携しながら実施しています。
専門的な立場からの知識や経験を学ぶことで、福祉の現場でもより安全で確かな支援ができるようになっています。
🌈おわりに
オープンダイアログやリフレクティングは、「対話の力」を信じる支援のかたちです。
私たちは、誰かの心が少しでも軽くなるような関わり方を目指し、スタッフ自身も学び、支え合いながら日々取り組んでいます。
「話を聴いてほしい」
「気持ちが整理できない」
そんな時は、ぜひ私たちにお話しください。
あなたの声を、大切に聴かせていただきます。