こんにちは就労移行支援事業所TODAYのスタッフです。 リカバリーとは、精神疾患や障害があっても、自分らしく生き、生活の質を向上させるための回復と成長のプロセスを指します。ここでの「回復」は、病気が完全に治ることだけを意味するのではなく、自分の目標や願いを叶え、充実した生活を送ることを目指すという広い意味で使われます。
リカバリーの3つのポイント
- 自分のペースで進む「回復」
- 精神科でいうリカバリーは、すぐに病気を克服することではなく、自分のペースで目標を持って生活していくプロセスです。たとえ症状が残っていても、少しずつ「自分らしさ」や「生きがい」を取り戻していくことが大切です。
- 目指すのは「生活の質」向上
- リカバリーの中では、「自分が心地よい生活を送ること」「他者と関わり、自分の居場所を見つけること」など、生活全体を見直すことが目標となります。たとえば、日常での楽しみを増やしたり、働くことや趣味を見つけたりすることで、生活の質が向上します。
- 支え合いと自己成長
- リカバリーには、周囲からのサポートや励ましが重要です。医師や支援者のサポートに加え、ピアサポートや家族・友人からの支えも大きな助けとなります。また、自分で「できること」を増やし、障害や病気とうまく付き合いながら成長する姿勢も大切です。
リカバリーに向かうためのサポート
- 自己理解: 自分の強みや弱み、感情や思考のパターンを知り、自分に合ったセルフケアやリズムを見つける。
- セルフケア: リカバリーにおいて、自分で自分の健康や心を守るセルフケアスキルを身につけることが大切です。
- 生活支援やピアサポート: 支援者や同じ体験を持つ仲間と関わりながら、不安や悩みを共有し、支え合うことで回復の意欲を保つ。
リカバリーは、自己を受け入れ、他者と支え合いながら、自分の生き方を築くためのプロセスです。
