こんにちは、就労移行支援事業所TODAYのスタッフです。
人生には予測できない出来事や、不調の波が訪れることがあります。そんなときのために、TODAYでは一人ひとりに合わせたクライシスプランを一緒に作成しています。クライシスプランとは、心身の不調や危機的状況に備えるための対策プランです。これにより、緊急時も自分らしく冷静に行動することができ、不安を軽減できます。
クライシスプランの3つの目的
- 安定した状態の維持
- 自分の調子が良いときの生活習慣や行動パターンを把握し、それを日常的に保つことで、不調を未然に防ぎます。
- 生活リズムやストレス管理の工夫も盛り込み、安定した日々をサポートします。
- 悪化の早期発見と退所・対応
- 小さな不調のサインを見逃さず、早めの対応で状況が悪化するのを防ぎます。
- 必要に応じて一時的な休養や医療機関への連絡、TODAYスタッフとの連携をスムーズに行えるよう準備します。
- 病状の悪化時の円滑な対処と希望の尊重
- 体調が悪化した際も、自分の希望や意思を反映した対応ができるように事前に計画します。
- どのようなサポートが欲しいか、どこで休みたいかなどを記録し、自分らしい回復のプロセスを目指します。
クライシスプランの具体的な内容
- 安定時の生活記録:
調子が良いときの生活パターン(食事、睡眠、活動量など)を記録し、安定を維持できるようサポートします。 - 早期対応の手順:
例:「疲れやすくなった」「不安が強まった」と感じたときの行動手順をあらかじめ決め、迅速な対応ができるようにします。 - サポートの希望の明確化:
誰に助けを求めたいか、どのようなサポートが必要か、どのように声をかけてほしいかを具体的に記載します。
クライシスプランで得られる安心感
クライシスプランを準備することで、万が一のときにも**「自分で選んだ対応」ができる**という安心感を持つことができます。また、早期対応ができることで体調の回復もスムーズになり、日々の活動を途切れさせずに進められます。