今回は、前回に引き続き、TEG の読み取り方の詳しい説明と、もしも、自分の性格を変える
ことに取り組みたいならば!についてをお伝えしました。
まず、TEG の更に詳しい読み取り方です。
一つ一つの点数からその特徴を読み解くことを前回お伝えしてきました。今回はそれぞれの
自我状態の関係(どれがどれよりどのくらい高いの低いの)ということや、数値の大きさやそ
の比較だけでなく、グラフの形から、性格の特徴を読み解いてみることをお伝えしました。
例えば、
CP(批判的な親の気分)の数値が同じでも、NP (養育的な親分)の数値がそれを凌ぐほど高けれ
ば、やさしさとしっかりとした価値観を持ち合わせているとか、逆にNP (養育的な親分)の数
値がかなり低ければ、人に相当厳しいのでは、といったように、各自我状態との関係によっ
て性格は違ってくることなどを見ていきました。
その後は、性格の改善についてをお伝えしました。性格は自分自身が「変えようと思えば変
えられる」というのが交流分析の立場です。
なので、自己理解をした後は、どんな風に変われば生きやすくなるかについて考えてもら
い、自身のエゴグラムに異なった色で目標とするグラフを書き足していただきました。
もちろん、今のままで変わらなくていいという方はそのままで一ただくことになります。
この改善のポイントは、「自分の意志で自分のタイミングで自分が変わりたいだけ変容す
る。」ことにあります。
そして、目標が定まったならば、お渡しした資料にある対策を見ながら、各々の課題に取り
組んでいただくことになります。取り組む際には、固く決意を結んで取り掛かるようにとお
伝えしました。なぜなら、日々の地道な取り組みが性格を変えるためには必要だからです。
とは言え,私としましては、ここまで厳しくなくとも、対策を見つめながら日常で少しでも自
分の点数の低い自我状態に思いをはせる時間をもって頂けたらと、願っています。
次回は、対人関係における自我状態に焦点を当ててお伝えして、交流分析を終えたいと思っ
ています。
皆様方、楽しんでください。