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2019.02.22.(金)
» SST(Social Skills Training)カリキュラム

みなさん、こんにちはウインクルンルン

 

今回は、SST(Social Skills Training)についてお伝えします。 

 

TODAYでは、毎週1回SSTを行っています。SSTとは、認知行動療法の要素も加わっている過剰学習と学習理論に基づいた社会生活技能訓練です。名前の通りですが、主に対人スキルにおいて、どのような方法を獲得しているとストレスフルな日常生活の負担を軽減したり、課題を解決したりという練習を行っていきます。

 

認知行動療法が認知(考え方のクセ)に焦点を当てるとしたら、SSTは認知やその過程(どのように情報を受け取るか、その情報をどのように処理するか、処理した情報をどのようにアウトプットするか)にも焦点を当てて特徴や傾向を捉えていきます。

 

例えば、今日の練習では、

「自分の障がいをオープンにしていない相手に、不調の際の遅刻や欠勤の電話をかける時どのように伝えたらよいか

苦手な相手から不快な言葉をかけられたときにどのように対応するか」について練習をしていきました。

 

就職をされていないうちから、実際の就職をイメージして、どのような事が起こりえるかを考えることはたやすくはないかもしれませんが、今回の事は実際に就労された方からも良く受ける相談内容です。

 

最初の練習課題では、その時の場面を切り出して、役割を設定して場面を再現していきます。遅刻をされるご本人役と、就職先の先輩役電話先の相手がどのように考えているか分からないことが不安であることから、疾患がばれてしまうのではないか、逆にこの電話で言ってしまった方が良いのではないかという心の葛藤がご参加者様の間でありました。

 

そうした気持ちを持ったうえで、どのような言い方で電話先の同僚や先輩と話をすればよいかを練習していきました。

SSTでは、最初に練習するご利用者様の様子がどのようなものかロールプレイして頂き、その後、他のご利用者様からその他にどのようなアイディアを取り入れて発言するのが良いかご意見をお伺いしていきます。

 

今日はご自分の体調不調の原因は電話では言わないで、「出勤後詳細は上司にお伝えします」という言い方で

よいのではないか、というご意見があり、そちらをポイントとして練習をしていきました。

 

ロールプレイを実際に行ってみると、練習者となられたご利用者様からも、「あ、ここはもっとこうした方がよいかもしれない」とご自身であらたな気づきを発見され、改善に取り組まれるということも多くあります。

この日のご利用者様は「相手から心配される言葉があった時はちゃんとお礼を言っていなかったので、お礼を加えて言いたい」と「お気遣いありがとうございます」という言葉を添えて遅刻の旨をお伝えされました。

 

最終的に落ち着いた声の調子で、「おはようございます。本日体調不良のため、遅刻してしまいそうです。9時40分には到着できる予定です。詳細は出勤後上司の○○さんにご報告させて頂きます。」と伝える、という内容を引き出しとしてお持ち帰りいただきました。

 

このセリフのポイントは、①疾患のこと云々は言わないが、体調不良ということはしっかり伝える ②出社できそうな時間を調べて分かれば目安を報告する ③疾患について今は言わなくても良さそうなので、出社してから疾患についてご存知である上司に直接お話しすると伝える この3つであったかと思います。

 

遅刻や欠勤の練習は、実際に就職される前でもTODAYの通所時にも使えるスキルになります。できるときに実際に練習をしておいて、本当にその場面が来た時も練習と同じように行動できたら安心ですね。

 

このようにSSTでは、自分の気持ちや考えについて距離を置いて眺めてみて、どのような行動のとり方をすればよいかを学習していきます。

 

SSTでは毎週様々なテーマで練習を行っていきます!!

ご興味のある方は、

ぜひ一度お立ちよりください!

 

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