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2019.10.21.(月)
» 隠れた自分自身の思考パターンを見つける認知行動療法(TODAY三鷹)

ビジネスマナー

前回 CBT を離れて、交流分析からラケット感情を見てきまいした。感情の裏側にある様々な意図に

ついて知りながら、余計な感情を捨てることで快適な人生を送ることをご提案しました。

今回は、再び CBT に戻って、理論を先に進めていきました。7 カラムは今回からお休みですが、

7 カラムの自動思考を深堀していくワークに取り掛かりました。このワークを経験することで、

7 カラム並びに 6 カラムへのアプロ―チが、より明確になるのではと思います。

理論としては、『認知』の領域を 3 段階に分けて、各段階ごとの思考をあつかっていくというもので

す。

その段階とは、一層:自動思考⇒各スチューションごとに出てくる思考・イメージのこと

例;人前で話すことになった時=『うまくしゃべれないかも』
ご飯を作りながら=『まずいって言われたらどうしよう』等です。各場面に則した言葉やイメージが

出てきます。

二層:思い込み ⇒ 各場面で共通してみられる、思考パターンで、「ねばならない・べきである・あっ

てはならない」などと表現されます。あるいは「もし~ならば」で証言されることがあります。

例; 『社会人たるものきちんとしなければ』『もし本当の私を知ったら嫌われる』等です。

認知のゆがみもこの領域で見つける事が出来ます。

三層:スキーマ ⇒ 思い込みの背景にあるもの。自動思考や思い込みを作り出しているもの。

人生の初期段階から生育歴の中で形成されるもの・この中でも、心理的問題を引き起こすもので人生

の早いうちから形成されたものを早期不適応スキーマといいます。

スキーマ自体はいいも悪いもないのですが、絶対的信念とも言われているもので、普段からてっきり

そうだと思っていてなかなか気づかないものでもあります。

その信念がその時々で目の前の現実にそぐわなければ心理的問題の素になります。

今日のワークではこのスキーマを見つけていきました。

スキーマには 3 領域あり、『自分について・他人について・世の中について』になります。それぞれ

のスキーマを見つけるために皆さん奮闘されていました。次回はスキーマに反証を入れて、

新しいスキーマを考えていきます。

残り僅かな時間ですが、皆さん一緒に楽しんでいきましょう。