今回も机の配置を全員が机を囲む形を取りました。
利用者さんはこの形で違和感がない様子で、慣れていただいたようでした。
慣れていただいたこととしてもう一つ、2回目までは意見発表の際に、
私が発表者の横まで足を運び、マンツーマンでお話をするという形をとっていましたが、
今回は私は移動せずにそれぞれがご自分の席から意見を発表していらっしゃいました。
まだまだ全体に向かって意見を言っている感覚は薄いようですが、みんなに向かって
話すことに徐々に慣れていってもらえればと思います。
また、今回から新しいメンバーが一人加わりました。途中参加ということもあり、
たくさん質問をしていただき、おかげでより詳しい説明ができました。それが
他の利用者さんの刺激にもなったようでした。
講義内容としては、前回途中になっていたワークの続きをやっていただきました。
ワークは例文を読んで「状況・認知・感情・身体反応・行動」に分類していくという
ものです。突然ですが新しいメンバーの方にもやっていただきました。
一回目からの方々は、だいたい分類できていましたが、その反面各自が分類するの
が苦手な項目があることが浮かび上がってきました。やはり、「状況」と「認知」
の区別は全体的にも難しそうでした。そして、新しいメンバーのかたのは今聞いた
ばかりでよくわからないままワークにトライしていただきましたが、ワークの答え
合わせをしながら、理論の説明を詳しくさせていただきました。
全体的に見て、
「理論の理解と例文にその理論を当てはめることとがまだつながらない」
「時間の経過がよく読み取れない」(ストレスを受けた瞬間とその後に考えたこと
や行動の区別がつかない)
ことがこれからの課題になってなっていくのではと感じました。
講義を受講するということは、今までの人生で出会わなかった考え方に触れること
でもあるので戸惑いも多ことでしょうが、たくさんワークをやって慣れていくこと
がスタートだと思います。そして日常で使えるまでになっていただけるよう、サ
ポートして行きたいと思います。