今回、通常のメンバーに加えて体験者の方がお二人加わり、満員に近い状況での講義に
なってきました。有難い事で口コミに口コミが広がり始めて、参加者もどんどん増えて行
き、講師としてはとても嬉しい悲鳴です。
先週から新しいメンバーが増え続けていることが刺激になっている様子で、座席の環境が
あまりよくない中、場が活性化されているのが感じられました。
始めに振り返りを兼ねて、新たなメンバーの方々へのワークの説明をおこないました。
通常のメンバーの方々には先週、生活の中から「1状況」を探してくることを宿題に
出させてもらっていましたので、さっそくその状況をもとに思考記録表に取り掛かって
いただきました。
そんな中、利用者の方々に進展の手ごたえを感じられることがありました。今までは、
「自身の生活から扱う状況をピックアップできない」とのことで例題を重ねてきました
が、先週のご自身の興味・趣味・最近のイベントなどを題材にしたことでコツをつかまれ
たのと、自身の記入したものを発表しなくていいという安心感も伴ってか、宿題の題材を
実生活の中から、見つけ出していらっしゃったことです。
また、宿題を忘れた方が数名いらっしゃったのですが、この一週間にあったことを思い出
していただき題材にしていただくご提案をしましたところ、ストレスを受けたエピソード
をすぐその場で見つけ出されていました。現実とワークが繋がってきたことがうかがえま
した。
その一方で、「4認知のゆがみ」がうまく見つけ出せないことが、全体課題として出てき
ました。
新たなメンバーも加わったこともあり、次回は「認知のゆがみ」を項目別に振り返ってい
くことにしました。
知識とスキルはストレスに対する武器になります。少しづつで構わないので、これから社
会に出ていく準備としてのこの期間(TDAY 在所中)に「自分の心身の健康をキープするた
め」のスキルの一つとして知識とトレーニングを積んでいってほしいという思いで、
講義に取り組んでいきたいと思います。