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2019.10.28.Mon
» 誰にでも簡単にできる認知行動療法(TODAY吉祥寺)

写真⑥

認知のゆがみの理解のために、例文を用いてどの認知のゆがみに当たるかを解いていただくワークを

しました。答え合わせと他の人と食い違ったところについてのディスカッションの時間を持ちまし

た。各グループともかなり盛り上がっていたようで、答えが食い違った項目についてもそう思う理由

を他の方々に詳しく説明されている様子がそこかしこで見受けられました。みんなで考え、意見を戦

わせている様子が活気に満ちてとてもよいワークになったと思います。

内容としては、それぞれのパターンには別のパターンと似ている部分があり混乱を招きやすい面があ

りました。

中でも全か無か思考:一般化のしすぎ:心のフィルター:マイナス化思考あたりが微妙にかすり合ってい

て、わかりにくかったようです。

全か無か思考と一般化のしすぎについては「全く駄目だ=全か無」と「いつも・決まって=一般化」の

違いが分かりにくかったようです。

心のフィルターとマイナス化思考では「良いことを悪いことにすり替える=心のフィルター」と「良

いことはスルーして悪いことにしか焦点を当てない=マイナス化思考」の違いが難しかったようで

す。

また、拡大解釈と過小評価 とレッテル貼りでも混乱が生じた模様でした。

「自分と他人の比較においていつも自分が劣等で他人はいつも優等=拡大解釈と過小評価」と「自分

は○○であるという固定化された自己イメージ=レッテル貼り」という違いですが、混乱の原因とし

て、レッテル=自分は劣っているというイメージが先行したためかと思われたので、自己イメージ

(レッテル)には自分が劣等であること以外にもたくさんの自己イメージがあることをお伝えして理解

を進めて頂きました。対して、比較的正解率の高かったものとしては結論の飛躍・ 感情的決め付け・

個人化(自己関連付け)がありました。ワーク中の様子などからも多くの方がスッと答えが出せていた

ようです。

そして、自分のパターンについて「日頃から比較的よくやっているもの」を挙手でお答えいただきま

した。一般化のしすぎや拡大解釈と過小評価 などに多く手が上がりました。理論がよく理解されてい

ないことも見受けられましたが、自身に気づくことに不慣れなことも相まってかどれもに挙手される

方も多少見受けられました。

また、レッテル張りについては自己についてのスキーマに近いと思うのですが、まだ扱っていないと

いうこともあり、ほとんど手が上がりませんでした。傾向として、自己へのスキーマを一度見つけて

いる方が挙手されていたようでした。

次回からはこの認知のゆがみを使ったワーク『思考記録表 6 カラム』に取り組んでいきます。よりご

自分の認知パターンに気づいていける機会になればと思っています。皆さん一緒に頑張っていきま

しょう。