前回に引き続き 7 カラム法に取り組んでもらいました。
どなたも2~4個のテーマを扱っていらっしゃるので、そのうちの一つに深堀をすることを
試みました。
全体的に表の記入が仕上がっていらっしゃることもあり、次の理論「スキーマ」に入る
前の助走もかねて
1.自動思考を認知のゆがみ(一般的概念)⇒思い込み(個人的概念)⇒スキーマへと
アプローチを試みました。
《このことにより、自動思考の正体をより明確にすることで、この自動思考の何が不適応
な思考であるかを理解しやすくするためです。》
2.認知のゆがみや思い込みやスキーマに対しての根拠と反証を見つけ出す。
《状況から出てくる自動思考を扱おうとすると、その状況や自動思考にとらわれす
ぎてしまいがちです。そのため根拠も反証も探す範囲が狭くなるうえ、一定の出来
事や人物に対する感情に飲み込まれて、思考停止に陥り、特に反証が見いだせない
ケースがチラホラ見受けられました。根拠と反証を探す範囲と視野を大きくしてい
ただくために自動思考の深堀を進めました。》
3.適応的思考に関しては、根拠と反証を現実検討した結果を考えてもらうことに徹する
《適応的思考は思考=考えなのですが、気分が楽になることに重点が置かれていると
他人や出来事の変容を望んだり、対応策に走りがちになります。人は現実を客観的に
とらえられないときに多くのストレスを抱えます。ここで目を向けていただきたいのは、
「自分が考えるよりも現実って、本当は○○なんだ~」ということに気づくことです。
現実検討能力を養うことも重要です。》
信念は真実にとって嘘よりも危険な敵である
フリードリッヒ・ニーチェ
次回から私たちが囚われて止まないスキーマについてみていきます。沢山見つけて、
沢山手放していきましょう。
本日も、皆さまお疲れさまでした。