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2019.06.17.(月)
» 誰にでも出来る自分の悪い思考から卒業する為の認知行動療法(TODAY吉祥寺)

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前回に引き続き 7 カラム法に取り組んでもらいました。

どなたも2~4個のテーマを扱っていらっしゃるので、そのうちの一つに深堀をすることを

試みました。

全体的に表の記入が仕上がっていらっしゃることもあり、次の理論「スキーマ」に入る

前の助走もかねて

1.自動思考を認知のゆがみ(一般的概念)⇒思い込み(個人的概念)⇒スキーマへと

アプローチを試みました。

《このことにより、自動思考の正体をより明確にすることで、この自動思考の何が不適応

な思考であるかを理解しやすくするためです。》

2.認知のゆがみや思い込みやスキーマに対しての根拠と反証を見つけ出す。

《状況から出てくる自動思考を扱おうとすると、その状況や自動思考にとらわれす

ぎてしまいがちです。そのため根拠も反証も探す範囲が狭くなるうえ、一定の出来

事や人物に対する感情に飲み込まれて、思考停止に陥り、特に反証が見いだせない

ケースがチラホラ見受けられました。根拠と反証を探す範囲と視野を大きくしてい

ただくために自動思考の深堀を進めました。》

3.適応的思考に関しては、根拠と反証を現実検討した結果を考えてもらうことに徹する

《適応的思考は思考=考えなのですが、気分が楽になることに重点が置かれていると

他人や出来事の変容を望んだり、対応策に走りがちになります。人は現実を客観的に

とらえられないときに多くのストレスを抱えます。ここで目を向けていただきたいのは、

「自分が考えるよりも現実って、本当は○○なんだ~」ということに気づくことです。

現実検討能力を養うことも重要です。》

信念は真実にとって嘘よりも危険な敵である
フリードリッヒ・ニーチェ

次回から私たちが囚われて止まないスキーマについてみていきます。沢山見つけて、

沢山手放していきましょう。

本日も、皆さまお疲れさまでした。