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2019.06.03.(月)
» 誰でにでも解る認知行動療法(TODAY吉祥寺)

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本日より7カラム法に取り組んでもらいました。

始めに、7カラム法の説明をしました。①状況~③自動思考までは6カラムと同じです。

今まで、沢山6カラムを行っていただいたので、出席回数の多い方々は③までは難なく

記入されている模様でした。ただ、状況について、今まで沢山のテーマを扱ってきた

ためか、新たなテーマが見つけにくい方が続出され、6カラム法で扱ったテーマを7カラ

ムで取り組むことをご提案しました。

そして、今回から新たに加わる④根拠⑤反証の説明を丁寧に伝えしました。④根拠は

③自動思考が正しいとを、⑤反証はそれが間違っている、あるいはあながちそうとも

言えないことを証明する客観性のある事実・経験・エピソード・または、見たこと・

聞いたことを記入します。ですので、過去を思い出すことになります。そのことで辛い

ことは思い出したくないというかたなどもいらっしゃいました。

しかし、つらい思い出について取り組む必要はなく、昨日今日あった些細な出来事から

ご自身の考え方や感じ方がわかればいいので、ニュースなどからテーマを決めるように

お伝えしました。

ここで、肝心なことは自動思考の正しさや、間違っていることの証明を立てていくため

に、起こった事柄を客観的に記述できることです。ですが、あまりに辛くて、感情に支配

されているため、状況を客観視できない状態が起こってくると、ストレスからの脱却は

むつかしいものになります。ストレスから身を守るためには自身の努力が必要になって

きます。事実と感情と自分の考えをきちんと分ける努力です。

ストレスを抱えながら努力をすることは大変なことです。ですがやる価値のある力です。

歯を食いしばってストレスに耐えることよりもはるかに建設的な努力です。

そのことを理解していただけたら、今より積極的にこのややこしいワークに取り組んでい

けるのではと思います。

次回は、根拠と反証を見つけることの意味について詳しくお伝えしていく、予定です。

今回も、頭が疲れるワークにもかかわらず、皆さんには真剣に取り組んでいただき

感無量です。

少しでも、皆さんの心が楽になりますように。