前回の振り返りとして、「気づき」⇒「受容」⇒「持ち替え・コントロー
ル」についてお伝えしました。特に「気づき」の重要性と「受容」の有効性
についてのご理解を促しました。
そのことを頭の隅にいつも置いてもらいながら、今回からは「思考記録表」
の記入を始めました。前回までのワークでは主に『出来事(自分の外側)』
と『自分の認知(自分の内側)』を区別することを練習してきました。
今回「思考記録表」に取り組むにあたって、『思考』と『感情』と『感覚』の
3領域を区別することに焦点を当てた練習をしました。
まず、ウォーミングアップとして、シチュエーションの提供された例題で
3 領域を分けて書き出してもらいました。
ワーク後のシェアで、『自分のパターンに気づけた・同じ状況下でも
各々の反応の違いに驚いた・自身の同じ感情でも状況により感覚が異なる』など、
たくさんの気づきが発表されました。
『出来事』も含め『思考』・『感情』と『感覚』に分ける作業のプロセスに
おいて、自分と各領域の間に少し隙間を作ることができます。そのことが、
物事や自分自身を客観視することにつながり、ストレスの海に溺れない、浸
らない自分を作ることにつながります。
講義をさせていただいて、真剣に取り組んでいらっしゃる利用者さん方の姿
に私自身とても感銘を受け、いい刺激をいただいています。
今後もワークを通して練習を積み重ねていくカリキュラムが続きますが、利
用者の皆さんがたくさんの発見ができるように、サポートをしていきたいと