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2020.03.06.(金)
» 認知行動療法アドバンス(TODAY吉祥寺)

写真 ④2

今回はイラストを見ながら【性別・年齢・何をしているか・】等を考えてもらうワークの続

きから始めました。

このワークを通して非言語から受け取るメッセージが、人によって様々であることや自分も

人に無言のメッセージを与えてることが理解できたかと思います。例えば、洗濯物を前にし

てエプロン姿の女性が鼻をつまんでいる女性のイラストについて、洗濯物を干している・女

性である・ことは共通認識として発表されましたが、年齢=20 代 30代 40 代とバラバラな答

えが出ました。

また、何をしているかについてでは、洗濯物が臭くて困っている・雨が降ってきてせっかく

干した洗濯物が濡れて臭うので、怒っている・子供が洗濯物を汚して怒っている・選択して

も臭いが取れないので困っている・など、怒っていると困っているにとらえ方が分

かれたり、理由が千差万別だったりしました。このようなことは日常でよく起こることのよ

うです。

このような非言語的メッセージは自分からも無意識的に発せられたいるもので、自分がどん

なメッセージを発しているかを考える事はとても大切です。もしかしたら、自分が思っても

みなかったメッセージを相手が受け取っているかもしれません。一方でこれらの非言語コ

ミュニケーションから受け取るメッセージを意識することはむつかしく、神経がすり減った

り、めんどくさくなって人を避けたりすることにもつながりかねません。この状況を補うも

のとして、言語的コミュニケーションが必要になってきます。

ですので、次は言語にコミュニケーションとその工夫について考えていきました。

まずは、挨拶の必要性とその効果について、全体シェアをして頂きました。

「コミュニケーションのスタートとして・会話を潤滑にする・好印象を相手に与える・敵意

がないことを伝える手段」などの意見をいただきました。

皆さん、SST のワークも経験されている方々なので、挨拶についてのしっかりとしたご意見

を体験を通じて持っていらっしゃることが伺えました。

そして挨拶にプラス一言加えることで更に相手に好印象をもって受け入れてもらえることを

お伝えして、「もう一言」にはどんなものがあるのかをグループで話し合ってもらい、それ

らを用いたロープレではお天気や身に着けてるものを褒める、などの「もう一言」を添える

ことにトライされていました。

本日最後のワークでは、会話を始めるきっかけについて、考えてもらいグループシェアをし

ました。

「相手に興味がある時・分からないことを聴きたいなどの必要がある時・心配している時・

休息時間などプレッシャーをヵン時ない時」などが、どんな時に会話を始めるのかについて

のご意見でした。

次回は話しかける際の気を付けるポイントについて、と、それぞれの場面での具体的な「話

しかける言葉」について考えていく予定です。