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2021.02.19.(金)
» 認知行動療法 スキーマ(TODAY三鷹)

今回の認知行動療法講座では、

自分の「スキーマ」を探し出して、それを検証、改善していくワークに取り組んでいきました。

皆さん「スキーマ」という言葉を耳にされたことはありますか?

「スキーマ」とは、データベース関連や、ファイル形式、あるいは建築関連、心理学の分野など、幅広

く用いられているもので、そのモノの「構造」を示しています。要するに、このデータベースは、この

ファイル形式は、この建物はどんな作り方をされているのか、何で構成されているのかを表すのが、ス

キーマなのです。

心理療法である認知行動療法で示す「スキーマ」とは、考え方の構造のことです。認知行動療法では、

私たちは自分や他者や世の中に対しての考え方に基本構造を持っていると考えます。しかし、その構造

にはほとんど気づかずに日々を送っています。気づいていないことなのですが、実はそのことで、人生

に結構、不都合な影響を引き起こしていることが、多々あるのです。本講座ではワークを通して、各自

の考え方の構造を詳しく見直し、不都合な影響が出ないような構造に変容させていくことに取り組みま

す。

今回、受講された方々からは、「スキーマが見つかって、すっきりした。」「自身のとらえ方のパター

ンが理解できた」などの感想が出ていました。

スキーマを改善することは一気にとはいかない面もあるのですが、スキーマを見つけ出すことは、自身

への理解が深まることだともいえるのではないでしょうか。