VCAT-Jもそろそろ2クール目が終わりに近づいてきました。
言語セッション(話し合いの時間)ではこれまでを振り返って、どのような点がVCAT-Jを行って役
に立っているかを発表しあいました。
パソコンソフトや言語セッションを通して、ご自分の気が付かれたことについて次のようなご意見を
皆さん挙げられていました。
・どのような時にゲームで間違いやすいかパターンが分かった。ゲームだけでなく、職員と話してい
る目標にもこの間違いのパターンが出ており、難しいが解決に向けて取り組んできたい。
・文字や記号を読み間違いやすい。正誤チェックが必要な業務などは苦手に感じる。
・天気が曇りの日は体調が悪くなりやすいのでパソコン作業にも影響が出ている。
・様々なゲームを行ううちに、TODAYでの別のプログラムで作業手順を理解することがスムーズに
なった。
・ミスをするとイライラするし、イライラしているとミスをしやすいという傾向がある事に気が付け
た。
皆さんがご自分の傾向を少しでも理解して頂く機会になれば喜ばしいことです。
VCAT-Jを実施する目的の1つとして、ご自身でご自分の作業や性格や特徴などのクセを把握していく
事があるからです。
例えば、文字や記号を読み間違いやすいという特徴が分かった場合、TODAYにいらっしゃる間に模
擬業務をして頂く中で慣れていけるものなのか、どうしても難しい事なのかを明確にして頂くことに
繋がります。
この時、ご本人様と職員との間でどうしても難しそうだということになれば、数字を扱わない仕事に
携わる事を検討してみるとか、配慮事項として企業に予め情報提供されるということも一つの策とし
て考えられます。
この様にご自分のクセを理解し、今後の就職活動に役立てて頂くことがVCAT-Jの目的でもあります。
本日の言語セッションも、ここから先、VCAT-J以外の時間でご自分のクセに気づかれたり、そのた
めの対応策を考えて頂くことに繋がれれば良いと思います。