今回は認知のゆがみの復習の後、思考記録表 6 カラムの手順について、
お伝えしました。
複数回目の方もいらっしゃるので、ここで今一度カラム表を記入するコツと
項目別に分ける意味と効果についてお伝えして、実際にカラムの記入に取り掛
かっていただきました。
まず手順として、「1状況を客観的に記入する」です。客観的とはなかなかわ
かりにくいことですが、コツとして『いつ、どこで、誰と、誰が、何を、どう
した、そして他にはどんなことが起こっていたか』の順に記入していくことで
客観性が意識できることをお伝えしました。
そして、出来事を客観的に言語化(記述・人に説明する)できることが
感情や自分の考えと自分自身を切り離す一つの手立てであることが1状況を記
入することの効果であることをご説明しました。
いつも思うに、ここが出発点です。自信の思考や感情と向き合うには事実とそ
れら私的体験(自分だけの感情・思考)を切り離すことから始めなければ思考も
感情も扱うことができないからです。
初めての方々のサポートは、毎回ですがここを分けることに尽力することにな
ります。
そして、感情や思考を見つけ出せたなら、思考のゆがみについてみていく項目
4認知のゆがみの記入になります。この項目はご自分の認知がどのゆがみの
項目に当てはまるのかを、資料を参考に見つけ出して記入するのですが、
まだ一つ一つの項目の区別化がはっきりとは出来ていらっしゃらない方が多く
見受けられたため、急遽、全員で区別のつかない項目同士についてディスカッ
ションを行いました。
きちんと言語化して説明ができなくても、各々の各項目に抱くイメージを
シェアすることで、全体の理解が少しづつ進んだようでした。
中にはとてもいいアイデアが飛び出してきました。イメージを自由に話すこと
(頭を柔らかく使うこと)が楽しさといいアイデアを生み出していく、そしてそ
れが全体の共通理解へと繋がっていく様子がとても感動的な時間でした。
皆さんのご協力があって、良い講義ができています。いつもありがとうござい
ます。