三鷹・吉祥寺にて第2回認知行動療法の講義を行いました。
今回のテーマは1回目でお伝えした理論の理解を深めていただくため、
2つのワークを用意しました。
一つ目は2つのグループに分かれ、グループ1は認知行動療法の基礎となる「ABC
理論」の説明。
グループ2は認知行動療法の基本的考え方を「認知の図」を使って
説明していただくものです。
今回初参加の方々がいらっしゃるので、いづれも初め
ての人にも分かるように説明していただくというつもりでトライしてもらいました。
人に説明をすることで理解が深まり、記憶に残りやすいという効果が期待できます。
利用者の方々は前回のノートを引っ張り出し、あれやこれやと議論検討を重ね、と
ても分かりやすくまとめてグループ発表されていました。
発表の後、講師からフォローの説明をさせていただくことで、
グループ内で議論・検討した際に不明瞭だった部分がパズルのパーツのように
はまっていった様子でした。
2つ目のワークは、これまでの理論をふまえ、例題を用いて各自が認知の図に書き
込んでいくというものです。実際書き込んでみるとなかなか
『出来事』と『感情・思考』を分けることがむつかしいようで、
皆さん悪戦苦闘されていました。私たち
は普段そんなに意識して考えていないことなので、
慣れるまでには時間と訓練が必要なもので、無理もないことなのです。
書き終えたワークを各自発表していただき、
その後講師から説明をさせていただきましたが、中には軽いショックを受けてい
らっしゃる方も見受けられました。講師としても、自身の体験からも、これはとて
も良い兆候かと思います。私たちは、自分の枠で物事をとらえていることを頭でわ
かっているとしても、体感が伴うことでさらに、具体的に実感できます。利用者さ
んの言葉をお借りして、『目から鱗が落ちた!』体験をワークを通して積み重ねて
行き、新しい世界観を沢山発見していっていただけることを願い、
次回3回目に臨もうと思います。
TODAYは本格的に認知行動療法の講義をスタートしました。
傷病と働き方の自己理解を徹底的に向き合い自分の取り扱い説明書を作成して頂く為に
必要と考え、スタートさせました。
見たく無い部分や忘れていた部分も洗い出して頂くプログラムです
是非興味がある方は参加をして頂ければと思います
自分のタイミングで参加・見学は選べますので、宜しくお願い致します