今回は 2 回目の講義です。今回からは、1 組=2 回目の受講組と 2 組=受講数の少ない組に
分かれての進行となります。
2 組の方々には、ご多分に漏れず、前回の振り返りからスタートしました。
基礎の理論なので、ここはしっかりと抑えていただきたく、「ABCDE 理
論」グループと「認知の構造の図の説明」グループに分かれた頂き、グループごとに
理論の説明をしていただくという形を取りました。
2 組の方々は、受講数が少ないとはいえ、どこかで理論の片鱗に触る機会もあり、
両グループとも例題などを用いて、なかなか凝った説明をされていました。
留意点としてまったく初めての方がいらっしゃるので、その方に分かるように説明を
してくださいというご提案をさせて頂いたところ、より一層丁寧でクオリティの
高い説明となっていました。初めての方からも、大体はわかりましたとのお返事を
いただくことができました。
ですので、私からは理論については本当に簡単な補足をさせて頂くだけで済みました。
一方、1 組=2 回目の受講組の方々には、最終課題の『新しいスキーマで生きてみる』
についての、グループシェアをしていただきました。とりかかっている方には、
良い振り返りの機会となり、まだ意識のなかった方には良い刺激になったのではと
思います。続けていっていただきたい反面、個人の意志にかかわる問題なので、
無理じいしても意味の無いところが、こちらとしては、じれったいところでもあります。
もう一つにイラショナルビリーフとラショナルビリーフについての説明をがっつりと
させて頂きました。背景としましては、初回で書いていただいたアンケートの内容で、
「ネガティブな考えをポジティブな考えに変える」という表現に私はとても違和感を覚え
たということがありました。受講二回目の方にも多くみられた表現でしたので、
ここはしっかりと抑えていただく必要があると感じました。
イラショナル・ビリーフ=ネガティブな考え方ではなく、
イラショナル・ビリーフ=非合理的・現実に即さない考え方
ラショナル・ビリーフ=ポジティブな考え方ではなく
ラショナル・ビリーフ=合理的な考え方・現実に即した考え方
ということを例題を用いながら、ご説明させていただきました。
まだピンと来ていらっしゃらない感の方もいらっしゃいましたが、今後のワークの中で度重ねお伝えしていきます。
そして、繰り返すことの大切さと有効性を皆さんと分かち合っていけるよう
努めていきます。