前回から始まった発達障がいの方の交流分析初級編はいよいよ一つ目の分析である自己分析に各々が取
り掛かっていきました。
分析と聞くと一見難しそうに思えるかもしれませんが、自己分析は読み取るポイントが決められてい
て、一つづつ設問に沿って答えていくことで、自分の性格をつかんでいきます。
設問は、5つの要素の中で、一番得点の高いものは何?一番低いのは?自分軸なの?他人軸なの?等々で
す。
この 5 つの要素とは、厳しい親・優しい親・理性的な大人・自由な子供・おとなしい子供です。それぞ
れ読んで字のごとくの性格を表しているのですが、この中で得点の高いもの・低いもの etc…を答えて
いきます。
それに答得ることによって、自分の性格を読み解いていくことができます。そして、設問が意味するこ
とは、例えば優しい親が高い得点だと、日常的に優しさを自然に使えている人だよねとか、おとなしい
子供が高いと難なく環境に順応・適応できる人ですね!といった風です。
どうでしょう、そんなに難しいことでもないですよね。
ご自分はどんなだろうか、と、興味がわいてきたのでは、ありませんか。はじめの一歩は楽しみなが
ら、理解が深まるにつれ段々専門的な見方も出来るようになっていきます。
やればやるほど興味と
楽しみが増えていくのが交流分析の醍醐味でもあります。
そして、最後の設問、≪総合的にみると≫の項目では、まさにその醍醐味が味わえるのではないでしょ
か。
総合的にみるとは、≪5つの要素の関係性≫を読み取っていくことです。
厳しい親と優しい親ではどちらが高く、得点の差はどれくらいなのか。
理性的な大人の得点はどの要素より高く、どの要素より低いのか等々…。
これらのことから、どんな性格でどんな行動をとりやすく、どんな感情を抱きやすいかの傾向がより詳
しく読み取れるのです。
ここまでには少し時間が必要ですが、すべての講座は3か月~半年くらいで繰り返されるので、何回も受
講ができます。
しかも補講が可能なのです。ですのでこの講座は自己理解を深め、自己を発展させるきっかけがたくさ
ん詰まった講座なのです。
次回は5つの要素をさらにしっかりと理解するためのワークをいくつもやっていきます。