先週はご参加人数が少なかったこともあり、個人目標の達成に関わらず気になった出来事
についてスキル練習をして頂きました。
今週は実習から戻ってこられた方もいらっしゃり、少し人数が増えた中でのSSTでした。
本日から、以前より温めていたアイディアを取り上げて実施することにしました。そのア
イディアとは、冒頭の導入をグループのメンバーにして頂くというものです。
SSTを行う中時に、継続して取り組んできたチームの力がまとまってきたり、良い練習が
できる環境が醸成されると、メンバーさんにも練習参加以外の役割を担っていただくこと
があります。TODAYのSSTグループでも、毎回メンバーの皆さんが活発にご意見を出され
たり、スキルについて細かく自己分析をされたりと自発的に参加してくださる方が多くな
ったように思います。
そこで、以前から進行の初めの部分を皆さんにして頂いてもよいのではないか、と考えて
いたのです。
進行はまず、ホワイトボードに貼る用紙を見ながら、SSTは何のためにどのように行うの
か、という目的の確認→SST参加のルール→スキルを効果的に使うポイントの確認をすると
いう順に進んでいきます。
今日は立候補が出なかったので、ご指名で1番最初のSSTの回からご参加されている方に
お願いをさせて頂きました。上記の目的、ルール、スキルのポイントの確認を皆さんの前
で伝えたり、メンバーの皆さんに発言して頂いたりする工夫をうまくされてスムーズに進
行をしてくださいました。いつも私がやるよりも新鮮な空気が流れ、皆さんの取り組み姿
勢も違っていた印象を受けました。
また、予期せずセッション中に少しハプニングがありました。練習課題に進みやすくする
ために、目的などの確認の後にウォーミングアップをすることがありますが、こちらは私
がいつも通り進めさせて頂こうと考えていました。ところがちょうどこのタイミングで、
私宛にどうしても出なくてはならない緊急の電話がかかってきました。どうしようか迷い
ましたが、「申し訳ありませんが、一旦外させて頂けますか」とグループを離れることに
しました。別のスタッフがフォローを買って出てくれたのですが、私が電話中もグループ
メンバーの皆さんで、これまで行ったことのあるウォーミングアップのゲームを自主的に
進行してくださっていました。
電話から戻ってきたときに楽しそうなメンバーの皆さんを見て驚いたと同時にとても嬉し
く思いました。
今後もメンバーの皆さんに進行をお願いさせて頂き、より「自分たちのグループ」という
意識を持って参加して頂けるとよいなと思います。