本日の練習は誰かを誘う、というテーマで練習を行いました。
こちらのテーマは職場でも今後チームで動くことが必要な場合は起こり得る事だと思いますし、TOD
AYでもグループ活動を行う場合にこうした状況が出てきます。
立候補をされた練習者さんはTODAY三鷹・吉祥寺合同で行っている調理実習で吉祥寺のリーダーと
なられた方でした。
レシピを決めたり、栄養素や食材の金額を調べたりするための調理実習会議を三鷹で行うために、吉祥
寺の調理実習班を誘って出発されたいということでした。
早速練習を始めていきました。この方の良いところは真面目で一生懸命なところです。また、いつも相
手と目線を合わせる事を意識していらっしゃるとの事で、そうした真面目さが伝わるロールプレイでし
た。
一方でこれから一緒に調理をしてグループで協力していきましょう、という時に真面目一徹だけだとど
のようなグループになりそうでしょうか。この方の雰囲気やいつものご様子からしても、もう少し表情
に笑顔を加えてやわらかい声の調子で伝えて頂くと更によくなるのではないか、というご意見が出まし
た。
SSTのセッションの最初で毎回行う確認の中に、スキルを効果的に使うポイントがあります。
表情、視線、声の調子や大きさ、身振りや姿勢、体を使った表現、話の滑らかさ、話の内容の適切さ
です。
今回のこの方の場合、表情と話の内容の適切さが更によくなるポイントだったと思います。
表情は笑顔に、真面目で一生懸命な為長すぎてしまう言葉を「そろそろ一緒に出発しませんか?」のよ
うなシンプルな言葉で伝えてみることで和やかさやチームのモチベーションを高めたりできるのではな
いかとグループでは話し合いました。
細かいところにもコミュティーセンのポイントやその効果が表れる事を皆さん感じ取られている様でし
た。
本日の練習者さんも、ご自分がどのように見えていて、どのようにすれば理想の自分に近づかれるか少
しでもイメージして頂けたとのことでしたので、ご本人様にとってよい練習になっていればと思いま
す。