今回も前回からさらに追加のワーク「各状況からそれぞれの自我状態が表現する言動につい
て」の例題に取り組んでいただきました。加えて、「言葉」と「声のトーン・態度」と「自
我状態」を組み合わせるという、完全に試験方式の問題文をワークと称してつり組んでいた
だきました。
自分でもしつこいかなと思いましたが、自我状態も特徴を客観的に見極めれることが、交流
分析の正念場になるので、今回と次回を「自我状態徹底理解」週間としました。なかなか特
徴を覚えきれない方や、不慣れな専門用語に戸惑い理解が進まない方々などでごった返して
いる様相を呈していました。
混乱の原因の一つに、特徴が混ざり合ってしまうことがありますが、やはりこれは数をこな
していただくのが近道かと思います。また、日常で他人を見て誰それは何の自我状態が高い
の低いのと心の中で分析して見ることもかなり理解度を増すことに有効かと思います。もう
一方で、不慣れな専門用語には自分なりの呼び方をつけて頂くということもいいかと思いま
す。自分なりにその自我状態の特徴を踏まえた呼び方を工夫していただくと、覚えやすい
かと思います。
今回もそうこうしているうちに、講義の終わりには少しずついろんな側面が繋がりだしてい
る方が出ていらっしゃいました。
この特徴をつかむことはやがて、ご自分のコミュニケーションの癖を直していくのに大変役
に立ちます。また、対人関係において、自我状態をコントロールできるようになれば、会話
に色が出てきて、より生き生きとした人間関係を生み出すことができる可能性があります。
次回もしつこいようですが、ワークの続きに取り組んでいきたいと思います。
皆さん、もう少し踏ん張っていきましょう。次回は年明けで少日数が開いて
しまいますが、感を取り戻しつつ楽しく学んでいきましょう。