セッションの中で実習中の出来事を色々とお伺いしてみると、TODAYの中では大丈夫であ
ったことでも、実際に企業で実習される中で様々に「どうすればよかったのだろう」と考
えてしまう状況に出くわす方が多かったように思いました。
例えば「実習先で『分からないことがあればこの方に聞いてください』と紹介された方は
忙しいらしく、いつもどこかに動き回っていて質問があるときに近くにいなかった」、「
一緒に実習する場所に同じ実習生で苦手な方がいて作業に集中できなかった」、「TODAY
では問題なく報連相できていたのに実習先では報連相が今一歩だと評価を受けた」などが
挙げられます。
TODAYではいつも過ごされる事業所なので慣れもあったり、通われる中でできるようにな
られることがあったりすると思います。ですが、別の環境で負荷がかかった時に実際にで
きるようにして頂くのがSSTの目標の一つなので、今後皆さんにどのような練習をして頂
くのがよさそうかを考えるのに大変参考になりました。
また、皆さんにも普段の練習から実際を想定して練習して頂けるようにセッションの流れ
もブラッシュアップしていけたらと思います。
以前にも書かせて頂いたと思いますが、今100%できていることでも、新しい環境に行っ
たら、緊張などから70%の力しか発揮できないことがよくあると聞きます。私も自分が転
職して100%完璧な状態からでなくても、「できるはずなのにできていないな」と感じる
ことが多くありました。
そのため、その時の自信から過信することなく、その時の臨場感を体感して頂けるような
練習を行っていけるように、工夫をこれからも少しずつ進めていきたいと思います。