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2019.10.28.Mon
» 実践的なSSTカリキュラム(TODAY三鷹)

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本日のSSTの練習課題では、それぞれ次のことを行われました。

・出勤時に調子が悪かった際に事前に報告しておく。
・これまで管理職の経験が長く、新人として同僚とやりとりをするときの会話の始め方
・電車が遅延した際にどのタイミングで会社に報告の連絡をいれるか、またその際に何と

伝えるか

これまでも同じようなスキルを練習して頂いた方もいらっしゃいますが、何度も繰り返して行って頂

くことで本当にその状況になった時に実践できるようになるのではないかと思います。

例えば電車の遅延を例にとると、連絡は駅に着いてすぐに連絡をするべきなのか、連絡する前にどの

ような情報を集めておく必要があるのか、混雑しているであろう駅周辺のどのあたりで電話をかける

のがよいのか、など考えることが多くあります。

普段何気なく行っていることのようですが、私たちの脳はこのようなことを細かく考えて電話をする

という行動に移しています。

本日はSSTで練習を行う際にどういった行動を練習して頂くか考えていくために、行動を細かく分け

るということをご紹介させて頂きます。

先の例で出た、駅で電車の遅延に気が付いた時、行動を細かく分けていくと、次のようなことが一例

として挙げられます。

・遅延の原因はなにか放送を聞く。電子版の案内を見る。あるいは駅員さんに尋ねたりする。
・いつ頃運転を再開しそうなのか放送を聞いたり、電子版の案内を見たり、駅員さんに尋ねたりする。
・運転再開の目途が立っていたらいつ頃会社に到着できそうか予測する。
・他の経路で行くことができそうかスマホで調べる。
・入場制限があった場合などは混雑の中、駅員さんの誘導を聞く。
・並んでいる列に並ぶ。
これらの動きの中で、遅延のため出社が遅れてしまう事を報告する場合ですと、
・どのタイミングで電話をかけるかを考える。
・担当者に取り次いでもらうか考える。

などの電話をかけること自体のことも考えることになります。

SSTでは、このように行動を細かく分けて、もしその方が電話で電車の遅延の報告が出来なかった場

合、どの行動が原因となって報告ができなかったのか、またそこからどのようになれば(どのように

すれば)電話をかけられるようになるのかを考えていきます。

今回の練習者さんは、実際に数日前に実習に行かれる際にこの体験をされ、「駅に着いた時に連絡を

すべきだったが、先延ばしにしてしまい、結局タイミングを延ばして連絡ができなかった」と仰って

いました。上記のような行動をしていくうちに電話をかけることが難しくなってしまったようです。

そこで、ポイントとして、
・何分くらい電車が遅れているか情報収集し、自分の中でおおよその到着時間を予想する。
・タイミングは駅に着いた時と認識して、情報を集めたら、駅に着いたその場でかけるよ
うにする。

こちらの2点を抑えて頂き練習をして頂くこととしました。

電車の遅延の場合、電話をかけるタイミングを図るのは難しいかもしれません。早すぎると誰も出社

していないかもしれないですし、遅すぎると電車が再開したあとの車内や電車を降りてからかけてし

まうことになるかもしれません。

本日は、行動を細かく分けてみて、いつのタイミングを見計らうのが良いのか、その時を逃さないよ

うに練習を行いました。

このように行動を細かく分けて自分の行動を難しくしている要因を考え、どのようにすれば出来るよ

うになりそうかを練習に反映させていくとは、ご自分の行動が明確になるという意味でも有効かと思

います。

本日はSSTで何を練習されるのがよさそうかを絞り込んでいくための情報収集として、行動を細かく

分ける作業をご紹介しました。