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2019.07.24.Wed
» 実践的な認知行動療法(TODAY三鷹)

ビジネスマナー

今回から、CBT ターン 3 に入りました。初参加の方々やターン 2 の途中参加の方たちにとって、

とても刺激的な講義になったようです。

まず、再受講以外の方々に CBT を学ぶにあたってのアンケートにお答えいただきました。

このことで講義を受けるためのご自分なりの軸や目的や目指す方向を意識していただくという

意図で実施しています。

お答えいただいたアンケートの概要として、皆さんどなたもご自分が感じている自身の問題に正面から向き合って、なおかつその問題に取り組もうという意思表示を明らかにしていらっしゃいました。

こちらとしましてもできうる限りのサポートをさせて頂こうと、気持ちが引き締まる思いです。

そして、アンケートに答えて頂いている時間に暇を持て余しているであろう 3 回目の受講になる方々

に、理論の説明をして頂くための準備にかかっていただくことを提案しました。

説明は「ABCDE 理論」と「認知の図」の二班に分かれて各 2~3人のチームで話し合いをして、

説明をまとめてもらいました。皆さんどちらのグループも良く理論をつかんでいらっしゃり、

わかりやすい説明をして頂きました。

「ABCDE 理論」は認知行動療法の基にもなっているアルバート・エリス(米:臨床心理学者)の「論理

療法」(現在=理性感情行動療法)に基づく理論です。

「論理療法」はエリスにより 1955 年に提唱された心理療法で、「外界で起こっている事柄そのもの

が人の感情・心理的問題・生理反応に影響を与えてるのではなくその事柄をどのように受け取った

か・捉えたかという個人特有の『認知』が影響を与えるのである」という立場をとっています。

個人個人の『思考』が心理に影響を及ぼしていることを重視した、心理学史上初の論理療法と言われ

ています。

この療法の理論を A:Activating event(出来事) B:Belief(信念・信条)C:Consequence(結果) D:Dispute

(反証) E:Effect(効果)のそれぞれの頭文字をとって説明したのが「ABCDE 理論」です。

もう一グループには認知と感情感覚行動の関係を表した図の説明をして頂きました。

この図はアーロン・ベックの CBT の理論になります。この理論では、私たちが心に問題を抱えると

き、領域を1.状況・他者・環境などの外界と2.認知 3.気分 4.身体反応 5.行動という個人の領域の計五

つの領域に分けてどの領域で問題が起こっているのかを精査していくというものです。

問題がどこから来ているのかがわかれば、対処法・解決法がわかります。ですので、まずはこの

五つの領域を明確に分けることから始めます。これらの領域をしっかり分けて考えれることは、

考えをまとめて、こんがらがった頭の中の整理になります。そして、認知行動療法では、2.認知に起

こっている問題に取り組んでいくことになります。が、とりあえずしっかりと分けましょう!という

ことをお伝えするために、ワークを行いました。このワークでは、自身の認知(固定観念・先入観・

思い・価値観)が目の前の事象にどれだけ影響を及ぼしているかについて知るためのワークです。

ワーク終了後のシェアでは特に初めてワークをする方にショックを隠し切れないご様子が伺えまし

た。このワークの説明として、

「私たちは、見たいようにしか物事を見ていません。それが悪いこと、劣ったことではなく、普通で

あることを認識していただきたく思っています。」ということをお伝えして、第一回は終了となりま

した。

これからもたくさんの目からうろこ体験を増やしていきましょう。

皆さんお疲れさまでした。これから 3 か月ほどかけて、認知を扱っていきます。

よろしくお願いします。