ニュース

2020.01.28.(火)
» 実践的な交流分析カリキュラム(TODAY三鷹)

就労移行支援事業所TODAY

今回のスタートは前回の振り返り「ストローク」「ストロークバンク」「ターゲットスト

ローク」「ディスカウント」そして「ストローク経済の法則」についてを皆さんにご自分の

言葉で説明して頂くという形で行いました。

みなさんそれぞれにきちんとした説明をされていて、理論の理解が進んでいらっしゃるご様

子がうかがえました。

皆さんさすがというか、CBT を 2 回乗り越えてこられたこともあってか、ご自分の生活に理

論を落とし込みやすくなっていらっしゃるご様子でした。実際の生活に落とし込んでこその

交流分析だと思っていますので、とても良い状態で講義が進んでいるなという印象でした。

さて、振り返りが終わり、今回から交流分析 2 個目の分析である、「交流パターンの分析」

に入りました。「交流」とは、コミュニケーション・会話・やり取りなどストロークのやり

取りの事を言います。そしてその交流の「パターン」がどのようになっているかを分析して

いくものです。交流パターンは 3 種類のパターンに分類わけされ「相補的交流」「交差的交

流」「裏面交流」があります。この各パターンを自我状態 P・A・C と矢印などを用いた図

で表していきます。出演者として、S(発信者=刺激)と R(受け手=反応)の二人で、S がどんな

気分(どの自我状態)から発信したか(話しかけたか)そして R のどんな反応(どの自我状態)に向

けて発信したか(話しかけたか)。その結果 R は S が望んだ自我状態で反応し、S が望んだ自

我状態に返したか。望んだとおりの反応であれば「相補的交流」であり、期待はずれな反応

であれば「交差的交流」で、また、どちらであってもそれが表向きなやり取りで、実はおな

かに含んだ別メッセージが存在すれば、「裏面交流」となります。これらを上手く操作でき

て、相手の状態も把握できれば、コミュニケーション上手になれるかもしれません。

ですので、皆さんにはぜひとも習得して頂きたい理論の一つです。まだまだ本日始めたばか

りで、ややこしい感はあるかと思いますが、楽しみながら学んで身に付けていってほしいも

のです。