前回のワークの続きから始めました。まだ書き終えていない方や、今日初めての方などがいらっしゃ
いましたので、少し長めに記入時間を設定させて頂だきました。
皆さんあらかじめお渡ししてある資料と睨めっこをしながらワークシートを書き上げていかれまし
た。
中には悪戦苦闘の方もいらっしゃいましたが、わからないところはそのままにして、全体シェアでそ
れぞれの意見を聞きながら、各心がどんなものかを理解していただようつなげていきました。
各心の理解度は回数を重ねるごとに進んでいるという手ごたえがこちらとしても感じ取れました。
それとは別に記入された自我状態の様々な言葉や態度に笑いが漏れるシーンが多々あり、楽しく学ん
でいただいていると感じました。
傾向として、厳しい親の心の項目に反抗的な子供の心(=順応した子供の心がマックスを超えてブチ切
れた状態で、エゴグラムの項目にこそないのですが、順応した子供の心のエネルギー量が多すぎると
きに出てきやすい心のことです。)が入り混じってくることが多くみられ、厳しさや自身の価値観を
感情に乗せて表出させやすいことが見受けられました。その反面、反抗的な子供の心の項目には、遠
慮や、周りを気にしてか、おとなしめの言葉や態度が並べられていました。これは、5 つの心がきち
んと理解されていないのか、それとも自身の思いが他人に受け入れられないという先入観などがある
せいで、開口一発切れた表現をしてしまうのか、単にソーシャルスキル的に表現力の問題なのか。こ
れから各自で少しずつ自己洞察を重ねて頂きたい課題でもあります。
続いて、エゴグラムの形を読み解くことで、簡単な性格判断を実際にして頂くワークにトライしてい
ただきました。これは、単純な形のエゴグラムをエネルギー量の高さや、各心との相互関係を見てい
くことで、そこに表されたグラフの性格を読み解いていくものです。5 つの心の特徴とそれぞれの心
の関係性を理解するためのワークです。最初は何をしていいのかと言った戸惑いオーラで部屋中が満
たされていましたが、一つ二つを例として説明するうちにつらつらと分析できる方が増えていきまし
た。
そして、モア~っとした空気が晴れていく感覚が部屋中に広がりました。エゴグラムは思ったよりも
とっつきの良いものだという感覚を持ってもらえたら、とてもうれしいです。
次回からもさらに楽しさを一緒に味わっていきましょう。