本日のSSTでも、皆さんの個別課題について練習を行いました。
練習した内容は、
①緊張する場所で目線と声の大きさを工夫して挨拶をする
②面接官からされた質問の意味を聞いて理解する
③不明な点について相談をしてもよいことなのかどうかを確認する
④苦手な人から依頼を拒否された場合毅然と対応する
皆さんはご自分で思い当たる出来事がおありでしょうか。
本日練習された皆さんは、全員慣れているところでや慣れている人に対してだとできるけれど、いざ
となるとできなくなってしまう、との事で希望されて練習されました。
TODAYの事業所内は毎日とても賑やかでご利用者様同士でも活発に会話が飛び交っていて、一見す
るとコミュニケーションに難しさを感じていらっしゃる方がいらっしゃるのかと思えるくらいです。
それでも苦手な方との近所づきあい、慣れない実習先や、企業見学でのあいさつなど、「こういう時
は上手く話せない」という時をしっかり認識していらっしゃるのは、日ごろの皆さんのトレーニング
の成果だと思います。
皆さん一生懸命日々の宿題を通して出来事や行動について振り返って頂き、いろいろな対人関係やコ
ミュニケーションについて考えて頂いています。その為、練習にもつい熱が入ります。
例えば本日の練習①の場合の挨拶をするという練習では、企業見学を想定して色々なパターンの挨拶
を出し合いみっちり練習しました。具体的な挨拶としては、会社を訪問して部屋に通されるときの
「失礼します」、担当者の方へ「本日は宜しくお願いします」、「本日はありがとうございました」
などです。
①を練習されたご参加者さんは、目線が下に行ってしまう事と声が小さいことで本来のしっかりした
お人柄が見えづらくなっていることを改善したいとの事でした。
ですので、この2点のポイントに絞って、上記のような複数の挨拶を何度も行っていただきました。
グループの皆さんから「まだ声が小さい」とか「元気よく」などのフィードバックを貰われながら、
徐々に声の大きさが変わり、目線を合わせられる数や長さが増えていかれました。
企業見学でどのような挨拶をされたかは後日お伺いしてみたいと思います。
挨拶であれば、毎日TODAYでも練習できますので、今のうちに慣れている人であっても意識してい
つもと異なる挨拶をして頂くよう宿題を出しました。
皆さん普段の何気ない会話の中での練習をコツコツ実践して頂いています。