本日のキャリアデザイン講義は面白い職業を探す内容で行いました。
厚生労働省の職業分類表にもとづいて、各ご利用者様が5つほど職業を探し、さらに自分が気になる職業を優先順位をつけて3つ選ぶというものです。
通常は職業を探すとき、自分の興味・関心や過去の経験などに照らしあわせて行われることが多いですが、今回のワークはそのようなところにとらわれることなく、職業さがしをおこないました。
ご利用者様それぞれが選んだ5つの職業について、どのような職業なのかを調べて、一位から三位までをワークシートに記入していただきました。そしてそれをグループに分かれて発表をしあい、それぞれのグループでの面白職業ベスト1を選んで、発表をしていただきました。
ワークに取り組まれるご利用者様はそれぞれの職業を真剣に調べていらっしゃいました。グループワークの時にはメンバーの方々の調べた職業について、どのようなものなのかをさらに質問されたりしながら、話しを深めてらっしゃいました。
ときには笑いもおこり、なごやかにワークは進みました。
今回のワークのよい所は、前述したように、自分の興味・関心などだけでは入口としての職業選択の幅を狭くしてしまう可能性もあります。余分なバイアスをとっぱらって、職業をさがしてみたら、意外に面白そうな職業をみつけることができるかもしれないという点です。
ご利用者様たちも2つのグループに分かれて発表し、それぞれのグループでのベスト1は「表具師」と「食品開発技術者」というものでしたが、いろいろと探される過程の中で世の中にはこんな職業もあるのだと気付かれるご利用者様の反応があちらこちらで見受けられ、充実したワークとなりました。