4月からリニューアルとしてスタートしたファイナンシャルプラン及びビジネスマナー講座です。
企業様から最近よく指摘されるのが、給与の使い方であります。
全く収入が無かった人が急に収入が増える事により、散財してしまうケースと
せっかく入って来た収入を全く使わずに、何十年も同じような服や靴などを擦り切れるま
で使うケース、物を大切にするのはとても大切ですが、やはり、常識があるよね、社会人
としてなんて言われるケースが最近増えてきました。それをトレーニングして貰うと助か
るなんてご意見からリニューアルしました。今回の内容は
FP講座 あなたの家計を解剖してみましょう
「お金にゆとりがほしい」という悩みを抱える方は非常に多いと思います。本日のFP講座では、「自分の月々の支出を把握しよう」というテーマについてお話ししました。
経済評論家の山崎元さんによると、人生の“経済的な豊かさ”にとって大きなインパクトがある要素は以下の6つだそうです(インパクトの大きい順に並べています)。
1.収入の多寡
2.支出の習慣
3.家(家賃や固定資産税の支払い等)
4.生命保険の支払い
5.自動車(駐車場代や自動車税の支払い等)
6.資産運用の巧拙
上の順番を見ると、世間で言われてるほど「資産運用」の重要度は高くないことが分かります。
(すでに資産をたくさん持ってる人以外にはあまり関係のない話と言っていいでしょう)
“経済的な豊かさ”のキホンはやはり、“「収入」から「支出」をマイナスした後にいくらお金が残るか”です。「収入」を得るための仕事探しについては、利用者の皆様はすでに日々努力されていると思いますので、本日の講義では「支出の習慣」の部分を改善することについてお話ししました。
「支出」には大きくわけて「変動費」と「固定費」があります。
「変動費」は月によって支出額が大きく変わる費用のことで、例として「食費」や「水道光熱費」「交際費」、「旅行代」「嗜好品代(タバコやコーヒー等)」などがあげられます。日々の行動や選択次第で増えたり減ったりするお金の使い方なので、比較的コントロールしやすいです。
一方、「固定費」は「月々で一定の支出額が掛かる費用」のことで、「スマホ代」や「習い事代」「お子さんの塾代」「各種クラブの会費」「ローン支払い」など、さらに「家賃」や「保険料の支払い」「駐車場代」や「自動車税」などもこの「固定費」の中に入ってきます。性質として、「いちど支払うことになったら毎月一定額の支払いが生じる費用」なので、なかなか減らしにくい、コントロールしにくい支出になります。
じつは中々減らしにくい「固定費」こそ、支出を見直すことを強く意識すべき項目です。簡単に減らせない使い道だからこそ、いざ家計がピンチになってから減らそうとしても手遅れになりがちです。余裕があるうちに見直していくことが大事です。
もともと「変動費」「固定費」というのは経営用語、会社用語なのですが、会社の場合も「固定費」がかさんでいる会社ほど破綻しやすいです。案外、「変動費」の部分でたまにバーンと大盤振る舞いしただけで潰れる会社は少なくいです。逆に、「固定費」を低く抑えられない会社の場合は、どれだけ「変動費」を節約する努力したとしても潰れやすいです。
家計と会社経営は似ていて、個人の場合もたまに「変動費」の部分で贅沢したところで急に無一文になる人はあまりいません。なぜなら、「今月は旅行でお金使いすぎたから、来月は抑え目にしよう」というふうに、意識してコントロールしやすいからですね。逆に、「固定費」というのはすぐに減らせないものが多いです。たとえば「今月は家計が苦しいから、今住んでる家を今月中に売って、来月安い家に引っ越そう」とはいかないですよね?
固定費というのは「減らしたい」と思ってすぐに減らしにくいものだからこそ、常日頃から見直して対策をする必要があります。
以上の内容を抑えた上で、まずはご自身の生活の中で「変動費」的なお金の使い途と「固定費」的なお金の使い途とを洗い出して把握してみることがとても大事です。講義中、グループワークとして利用者の皆様に「自分の生活の中で固定費になっているお金の使い途が何か洗い出してみよう」という話し合いをしてもらいました。多く挙がったのは「スマホの定額料金」でした。「スマホの定額料金」というのは一見、「減らすわけにはいかない支払い必須の費用」と思われがちですが、実際には大手キャリアから格安SIMなどに乗り換えることで、月々8000円~1万円ほど削減できる可能性もあります。このように、「固定費」として毎月支払わなければならなくなっている支出の中で、実際には減らせる項目がないか、ぜひ家計に余裕のあるうちに考えてみてもらいたいと想います。
そもそも、「自分が何にお金を使っているのか」自体があまり把握できていない人のほうが大半ではないでしょうか?まずはご自身の支出の内容を解剖して把握してみましょう。その際、それぞれの使い途が「変動費」か「固定費」かを意識して考えてみると、「どの支出を優先して減らすべきか」を判断しやすくなります。
是非興味がある方は見学等も対応しています。
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